自然と歴史のたより一覧
- 2023.07.02
熱帯の魚類の耳石化石【学芸員自然と歴史のたより】
現在は人間活動による地球温暖化が懸念されていますが,過去の地球では,太陽活動の変化や火山活動,地球の公転軌道の変化などによって温暖化と寒冷化が繰り返されてきました。約12万5000年前は世界中で温暖化が進んだ時期で,関 […] - 2023.06.01
様々な災いへの対応【学芸員自然と歴史のたより】
先日、博物館教室「三浦半島の民俗」で横須賀市長井を受講者のみなさんと歩きました。一番の目的は、横須賀市指定重要民俗文化財にもなっている「長井町荒井の道切り」を見学することでした。 荒井の道切り […] - 2023.05.02
夏鳥・旅鳥の観察【学芸員自然と歴史のたより】
野生の鳥、いわゆる野鳥の中には季節によってくらす場所を大きく移動するものがいて、これを「渡り鳥」と呼びます。「渡り鳥」には、越冬のために北方からやってくる「冬鳥」、夏に繁殖のために南方からやってくる「夏鳥」、北方の繁殖 […] - 2023.04.01
「絶滅」していなかった!?三浦半島で再発見された植物【学芸員自然と歴史のたより】
約1年前になりますが、2022年3月に2006 年以来の更新となる『神奈川県レッドデータブック2022植物編』が発行されました。神奈川県内に生育する植物各種について、絶滅の危険度を評価し、リスト化されたものがまとめられ […] - 2023.02.28
村を訪れる「浪人」たち【学芸員自然と歴史のたより】
本号では、三浦半島の村々を徘徊し、金銭や止宿を求めた江戸時代後期の「浪人」(ろうにん)について紹介します。 今回紹介する「浪人」とは、もちろん「受験や就職に不合格となり、再挑戦に備えている人」のことではありません。本 […] - 2023.01.29
展示で見る生命の歴史【学芸員自然と歴史のたより】
地球は約46億年前に誕生しました。ここでは地球が誕生してから今までに起こった出来事や,太古に生息していた生き物について,おもに当館1階の展示「生命の歴史」に沿ってご紹介します。 1階「生命の歴史」 &nbs […] - 2022.12.28
3Dスキャンで見る横須賀近代化遺産【学芸員自然と歴史のたより】
近代化遺産とは、幕末以降の我が国の近代化に貢献した産業や都市基盤施設などを総称して造られた言葉です。近代化遺産は、技術の変化や経済合理性などの理由から更新の危機にあるものが多いこと、未調査の遺産が多いこと、全体的な現存 […] - 2022.12.02
黒潮の大蛇行と横須賀の海【学芸員自然と歴史のたより】
2022(令和4)年11月現在、黒潮の大蛇行は1965(昭和40)年からの観測史上最長期間の記録を更新中です。 海上保安庁HPの「海洋速報」の観測記録では、2017年の夏に紀伊半島沖に冷水渦(冷水塊)が発生したのをきっか […] - 2022.10.30
失われたのは…【学芸員自然と歴史のたより】
すっかり秋になり、あんなに暑くて嫌だった夏が恋しくなります。ひと夏の思い出というほどでもありませんが、毎年夏に博物館となりの文化会館を見ると思い出すことがあります。30年前の1992年夏、岩手県内の小学校1年生だった私 […] - 2022.09.09
『カマクラ』の名をつけたキクイムシ【学芸員自然と歴史のたより】
今年3月発行の当博物館研究報告(自然科学) 69号に掲載された報文(内舩・齋藤, 2022)で、日本初記録のキクイムシの一種に「カマクラキクイムシ」の和名をつけました。 和名新称の命名に至った経緯は、2016年に「鎌 […]