自然と歴史のたより一覧
- 2022.08.02
黒潮にのってたどり着いた植物たち【学芸員自然と歴史のたより】
現在、博物館では特別展示「黒潮のめぐみ ―海流が運んだ生き物と文化―」が開催されています。展示の中では、黒潮に乗って横須賀・三浦半島にたどり着いた植物も紹介されています。「横須賀市の花」であるハマオモト(ハマユウ)もそ […] - 2022.06.26
古文書の取り扱いと「くずし字体験コーナー」の設置【学芸員自然と歴史のたより】
私の担当する文献史学(歴史学)とは、くずし字で記された古文書(一般に和紙に墨書されたおおむね100年以上を経過した古い文書)の記述から歴史を明らかにする学問です。同じ博物館の中でも、担当する分野によって資料に対する認識 […] - 2022.05.31
福徳岡ノ場の軽石【学芸員自然と歴史のたより】
軽石とは、火山から放出された火山砕屑物のうち、スカスカで白っぽいものを言います。2021年8月13日、小笠原諸島の海底火山である福徳岡ノ場が噴火し、大量の軽石が放出されました。軽石は黒潮反流に流されて10月中旬に沖縄県 […] - 2022.04.28
ツバメの巣づくり【学芸員自然と歴史のたより】
春から夏に南方から繁殖のためにやってくる渡り鳥「夏鳥」のうち、もっとも身近なものとしてツバメがいます。最近の三浦半島では、ツバメは3月中旬くらいから見られるようになり、4月上旬から中旬に巣づくりをはじめます。 ツバメ […] - 2022.04.05
辻井善彌先生を偲んで【学芸員自然と歴史のたより】
気がつけば4月に入り、春の訪れを感じる日々です。平和中央公園のリニューアルから1年が経ち、木や草花が根付いてきたように思います。そういえば、公園の対義語はなんでしょうか?少し調べてみましたが、明確なものはないようです。 […] - 2022.03.01
横須賀製鉄所副首長ティボディエの家② 特徴的な屋根の構造―フレンチトラス【学芸員自然と歴史のたより】
今回も前回に引き続き、横須賀製鉄所副首長ティボディエの家についてご紹介します。 前回の記事では、ティボディエの家の発見経緯や歴史的価値が高く評価された様子などをご紹介しました。今回は、学術調査の中で見えてきた建築とし […] - 2022.02.02
博物館と理科フェス【学芸員自然と歴史のたより】
当博物館では、2017年度から研究発表会「みんなの理科フェスティバル(以下、理科フェス)」という事業を開催しています。「フェスティバル」というと、なんだかお祭り気分のイベントといった、博物館らしくないような印象をもたれる […] - 2021.12.28
横須賀製鉄所副首長ティボディエの家① 調査と発見【学芸員自然と歴史のたより】
■ ティボディエとその家 旧横須賀製鉄所副首長ティボディエの家は、1870(明治3)年頃に建設された木骨煉瓦造コロニアル様式の建物です。 住んでいたティボディエさんの人物像については、以前のメルマガ「横須賀製鉄所の指 […] - 2021.12.02
100年目に開花?天神島のリュウゼツラン【学芸員自然と歴史のたより】
この夏、国内のいくつかの場所で「リュウゼツラン」の開花が話題になりました。花を咲かせるまでに長い期間がかかること、花をつける茎の高さは数メートルにもなることから、各地で開花のたびによくニュースでとりあげられます。 〇天 […] - 2021.10.28
「くずし字」を学ぶ【学芸員自然と歴史のたより】
「くずし字」とは、主に江戸時代以前の日本で使われてきたミミズの這(は)ったような文字のことです。当館でも、展示を通して「古文書」(一般に和紙に墨書されたおおむね100年以上を経過した古い文書)に記されたくずし字を「見る […]