自然と歴史のたより一覧
- 2019.02.23
学芸員自然と歴史のたより「茶色の土器と灰色の土器、何が違う?」
古墳時代の土器には、土師器(はじき)と呼ばれる茶色の土器と、須恵器(すえき)と呼ばれる灰色の土器があります。土師器は弥生時代以来の技術をもとに、地面に掘った浅い竪穴(たてあな)などを使って700~800℃程度の温度で焼 […] - 2019.02.01
学芸員自然と歴史のたより「冬の魚「鮗(このしろ)」」
魚偏に冬と書いて「コノシロ」と読みます。 コノシロKonosirus punctatus (Temminck et Schlegel, 1846) は江戸時代の末期に長崎出島のオランダ商館のドイツ人医師であったフィリ […] - 2018.12.27
学芸員自然と歴史のたより「JAMSTEC無人探査船による相模湾の深海調査」
当館では、国立研究開発法人海洋研究開発機構JAMSTECの協力で、「JAMSTEC撮影による日本近海の深海生物パネル展」を2019年1月14日まで開催中です。JAMSTECの海洋研究では、有人潜水調査船「しんかい650 […] - 2018.11.28
学芸員自然と歴史のたより「電信線を最初に描いた日本人」
広瀬格蔵「環海航路日記前編」 この単純な絵は、1860年近代日本初の外交使節団員(万延元年遣米使節団)が、パナマ鉄道に沿って敷設されていた電信線を描いたものです。「テレガラフ(Telegraph)」の説明 […] - 2018.10.30
学芸員自然と歴史のたより「イカした色ですが、なにか?」
突然ですが、漁師さんはカラフルな色使いをするでしょうか?漁に出るときにオシャレな格好をする漁師さんはいないと思いますが、道具の色使いに神経を使う時があったようです。今日ご紹介するのは、イカ釣りに使ったイカヅノです。 […] - 2018.09.24
学芸員自然と歴史のたより「「基本昆虫種」から身近な昆虫を調べよう!」
生物多様性の例にも取り上げられることの多い昆虫類は、地球上に200万種以上がいると言われるくらい、多くの種を擁しています。私たちのくらす日本国内では約3万種、神奈川県では2004年の時点で約1万種が見つかっています。当 […] - 2018.09.04
学芸員自然と歴史のたより「東京湾にある3つの海堡(かいほ)」
明治から大正時代にかけて、首都東京を守るために3つの島がつくられました。 これら3つの人工島は「海堡」と呼ばれ、東京湾要塞の中でもとりわけ長期間をかけて整備された大掛かりな国家プロジェクトでした。 ここで、3つの海 […] - 2018.08.03
学芸員自然と歴史のたより「身近な植物の図鑑をつくってみよう」
2018年7月27日に夏休み企画として、小中学生を対象に「身近な植物の図鑑づくり」を実施しました。多くの申込みをいただいたこの行事の内容を紹介します。 1.シールを貼って図鑑をつくろう はじめに、こちら […] - 2018.06.30
学芸員自然と歴史のたより「古代、文字の読み書きはエリートの証?」
エジプトのヒエログリフ、インダス文明の楔形(くさびがた)文字、中国の甲骨(こうこつ)文字など、世界各地で発明された「文字」は文明の発展に不可欠でした。なぜなら、それまでの口伝(くでん)という個人の記憶にたよる曖昧さから […] - 2018.05.30
学芸員自然と歴史のたより「今年は相模湾の沿岸でアユが急増!?」
日本の夏の風物の一つに「アユ」があります。 アユ(学名:Plecoglossus altivelis altivelis)は本州、四国、九州と北海道の一部、朝鮮半島に分布するアユ科の魚で、成長にともなって川と海と行き […]